Event: 2009年9月アーカイブ

307.jpg西山武志さんの写真展が始まりました。

REHABILITATIONという、写真展では珍しいテーマを扱っている写真展です。しかし、実際はリハビリの現場を見せているのではなく、挫折とそこから立ち上がるときに誰もが経験する視点やこころの変化を一連のシリーズに表現しようという意欲作です。

西山さんは大変優れた実績のある写真家で、受賞歴も数多く写真美術館に作品がコレクションされるなど完璧ともいえるスタイリッシュな写真を撮り続けていました。しかし、当然そういった写真は制作する立場からすると相当ストレスの大きな作業になるし、体調や精神状態が整わないと制作活動そのものが壁に突き当たってしまうのです。

実際、彼は大けがをして思うような制作活動ができない時期があったといいます。しかし、リハビリを続けていくうちに、身近な素材に目を向けるようになったのだと思います。作品は相変わらずスタイリッシュでエッジが効いていますが、何か重々しいプレッシャーから解放されたかのような伸びやかなイメージに変化しています。TANTOTEMPOでは西山さんの数あるシリーズの中からあえてこのシリーズでの写真展を提案してみました。

結果的に、これは成功だったと思います。ギャラリーにはカラフルで若々しく、ポップでスタイリッシュなイメージが軽やかに並んでいます。

アクリルでマウントされたイメージは色彩豊かですばらしいのですが、ご覧になったみなさんが口をそろえて驚かれるのはすべての作品に関連性を与える連番がつけられてることです。これは実際にギャラリーに足を運んでいただかないとわからないのですが、作品のイメージにコードが与えられ、これが作品群をまとめることに大変効果をあげているのです。

そして、連番の一番数字の高い部分には、西山さんお得意の華のあるイメージがそろっています。写真家によると、やはりこれがリハビリの最終段階、ほとんど癒えかけて新たな世界に踏み出す最後の準備なのだということです。こういった見方で写真展をご覧になると、なぜか元気がわき出してくるような気がするのは僕だけでしょうか?

西山武志の「REHABILITATION」。ぜひTANTOTEMPOでご覧ください。

なお、写真家を迎えてのギャラリートークが10月17日(土)午後5時から開催されます。写真家の協力で、このトークセッション中に展示作品2点のオークションを開催します。オークションと言っても値をつり上げるものではなく、むしろ開始価格を低く設定してできるだけお求めやすい価格でお買い上げいただこうという企画です。実際の売値に届かなくてもこの2作品は皆さまのもとに届けられる、という仕組みです。これも写真を飾る生活を皆さまにご提案するTANTOTEMPOならではの企画です。写真のみならず、作品そのものがプロダクトとしても大変質の高いものですので、ふるってご参加ください。

この他、特別に写真展期間中だけ特別価格を設定した作品群もありますので、ぜひギャラリーをご覧いただき、ギャラリートークにお申し込みください。参加無料です。

twitter

2010年1月

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
Powered by Movable Type 4.1