Diary: 2008年12月アーカイブ

PC130946.jpgTANTOTEMPO pure写真展も、残すところあと3日となりました。

心配していた銀塩のプリントが動き始め、関係者の購入もありましたが、銀塩プリントが今週だけで6枚販売されました。

ニューヨークのセントラルパークを題材にしたYasuteru Kasanoさんの作品は、シーンの中に小さなストーリーが隠されているストレートフォトグラフィーで、プリントの技術は今回の写真展では飛び抜けて高いものです。とても美しいバライタ作品です。B&W Spider Awardsなど、アメリカの銀塩プリントの権威ある賞にノミネートされるなど、これからの活躍が期待される若い写真家です。今回は、彼がTANTOTEMPOに預けてくれている「小屋」のシリーズが2作品販売されました。

また、山脇慎也さんのRolleiflexで撮影された銀塩プリントも1枚販売されました。彼のプリントもバライタで、大変美しいものです。山脇さんは2007年神戸ビエンナーレアーティスティックフォトコンペで優秀賞を受賞された経歴があります。今回の写真展には物静かな静物や人物のイメージを寄せていただきました。

銀塩で最も若手の写真家、池本和弘さんの作品は、なんといっても
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「ニワトリ」シリーズです。高知県の鶏農家で撮影したというこれらの作品は、ニワトリを表情豊かに撮影しています。ニワトリと撮影者の距離感がとても優れていて、ニワトリ目線になっているのが面白くもあり、構図の均整がとれているため美しく見えるのです。また、額装にも工夫があり注目を集めていました。彼の作品は3枚のイメージをひとつの額装のままお買い上げいただきました。

また、カラーのシリーズでは松田健吾さんの作品が販売されました。松田さんの作品は、基本的にトーンを可能な限り落とした植物の作品が多いのですが、今回はそれらのイメージに加えて「パターン」をモチーフにした作品を寄せてくれました。ラインやグリッド、格子などのパターンを、やはりトーンを落としたイメージにまとめていてとても印象的です。このトーンの成り立ちは絶妙で、かなり特異です。

写真展もあと3日。終了まで多くの写真家が在廊予定です。まだお越しになっておられない方も、既に来ていただいた方も、ぜひTANTOTEMPO pure写真展をご覧ください。


R0012620.jpgTANTOTEMPO pure写真展も第2週に入っています。20日土曜日も数名の写真家が在廊、たくさんの来廊者がありました。プリントも先週末につづきこれまで合計11枚も販売されました。新たに販売されたものの中には、オーストラリアから参加してくれているRaliya Ikedaさんの作品があります。Raliyaさんの作品は、現代の社会の片隅にひっそりと隠れている「見慣れたもの」をモチーフにしたポップな作品ですが、今回の写真展には今年夏に日本を訪れた際に立ち寄った王子動物園の動物たちのシリーズを寄せてくれました。動物の特徴をよく捉えていて思わず笑みがこぼれてくるようなシーンを撮っています。ほかには兵庫県から参加してくれた岡田有以さんの作品で日常的なイメージを日記のようにグリッド状に並べている大作品のなかの一枚を、木村勝一さんは優しい表情の動物の写真、鷲見足穂さんの透過光で透かしたマクロの花の作品などがあります。今週から終盤ですが、最終29日30日にもたくさんの写真家が在廊します。それぞれの写真家が広報を繰り広げてくれているため、この写真展は本当にたくさんの来廊者に恵まれています。また、お越しいただいた皆さんの写真展への感想も大変好意的で、コンセプトである「生活空間に写真を飾る」というキーワードにも多くの賛同の言葉をいただいています。
ただ、気になるのは写真展に参加している写真家の中でもオーソドックススタイルの実力派の銀塩写真家が苦戦していることです。今回の写真展では、銀塩プリントについてはデジタル作品よりも価格を高く設定していることも理由のひとつだと思います。写真の優劣ではなく、写真そのものの価値を考えたとき、銀塩のもつ美しさがこの価格差に見合うものだともっと来廊者の方に知っていただく必要があると思っています。
まだご覧になっていないかたも、ぜひTANTOTEMPOに来ていただき写真展をご覧ください。

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昨日はTANTOTEMPO pure写真家が集まってのクリスマスパーティを開催しました。
写真家6名とスタッフ、そして日頃TANTOTEMPOの活動を応援してくれている方々を招いてのパーティーでしたが、僕と某KW大学のProf.B先生、TANTOTEMPOスタッフの植村君がギター弾き語りとセッションを行いました。一品持ち寄りで開催したパーティーですが、食べきれないほどの料理が集まったのと、京都の写真家が指導する神戸の写真クラスのメンバーも急遽参加し、マジックなどが披露されるなど、楽しいイベントとなりました。

さあ、いよいよTANTOTEMPO pure写真展も終盤です。TANTOTEMPOのメインギャラリーに設置された小さなリビングルーム。家具店とのコラボも評判がいいので、今後予定しているグループ展などではさらに「生活空間に写真を飾る」というコンセプトのもと、写真展を開催していく予定です。

PC130941.jpgTANTOTEMPO pure写真展2日目です。

まず最初の写真は、この写真展に合わせて刷新したTANTOTEMPOの表看板です。すべて手作り、DIYな看板ですが、我ながらよくできているのです。もちろん、ポスターもお手製です。お越しになる際は、これを目印に来ていただきたいと思います。

さて、今日もたくさんの来廊者に恵まれました。昨日に引き続き入れ替わり立ち代わり多くの写真家が集まってくれました。なんといってもTANTOTEMPO pureは若い写真家が多く、写真展に参加するのが初めてという方もいて、あちらこちらでカメラや写真の話題が繰り広げられたりして盛り上がっていました。また、彼らが信じられないくらいのお友達や写真仲間、ご家族を連れてきてくれました。おかげでカフェもにぎわっていました。中には営業活動とばかりに写真展のハガキやフライヤーをあちこちの雑貨店、カフェなどに配りにいってくれる写真家もいて、一般の来廊者もたくさんこられました。こういうイベントで若い写真家が積極的に運営に関わってくれる姿は感動的で、何とも言えない気持ちになります。

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昨日から2日連続で駆けつけてくれる写真家もたくさんいたのですが、なんと東京からわざわざ来てくださった写真家も。彼女はtaecoさん。「カメラ日和」などの雑誌にもたびたび登場する実力のある若き写真家ですが、この写真展にすばらしい組み写真を寄せてくれました。淡い海の色、そして空、砂浜の情景が観客の記憶と作用しながら物語を形作っていくのです。そして、なんと、その中の一枚を来廊者のかたにお買い上げいただきました!
神戸の写真家林 友和さんの「波」シリーズの作品も販売されました。彼の作品は絶妙なタイミングの波打ち際のイメージですが、波のもつ生き物のような動きを巧みに写真に写し込んでいます。誰もがカメラを手にすると一度は波という素材を撮ってみたくなりますが、彼の作品の優れている点は、波の特徴をよく観察し的確に捉えようとした点です。飛沫や泡、起伏、崩壊が見事にとらえられているのです。

とにかく、すばらしい写真展のスタートです。

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このように、リビングルームを意識した展示から写真を飾ることがわかりやすく提示されていることがいかに大切か、また決して安くはないけれど、手の届く価格から様々な価格帯で写真が提示されていることがいかに合理的かおわかりいただけるのではないかと思います。来廊者に写真を飾ることのイメージとセレクションの幅を与えているという構成が、この写真展のコンセプトになっているのです。

皆さんもぜひTANTOTEMPO pure写真展にお越し下さい。そして「生活空間に写真を飾る」というこの写真展の趣旨をご覧になってみてください。写真家一堂、こころよりお待ちしています。