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Gallery TANTOTEMPOでは、写真家・ハービー山口氏とのコラボレーション企画、"Heartful Monochrome"写真展を企画実施する運びとなりましたのでお知らせいたします。

【写真展趣旨】

現代の殺伐とした先の読めない世相の中にあって、 写真は世界の存続と価値創造にどのような役割を果たすことができるのでしょう。 世の中にあふれる写真表現のなかで、自己の内面の表現にとどまらず社会との関係性に視線を向ける優れた写真活動があるなら、 私たちはその写真活動が埋もれることなく人々の目に届くよう注意深く見守っている必要があります。


写真もまた無指向性に拡散し写真世界の中心がどこにあるのか見えなくなっているような感があります。私たちは写真が芸術文化としての価値を保てているのか、価値を失いはしないかという点についても、いつも危機感を持って眺めていなくてはなりません。


Gallery TANTOTEMPOでは、関わりの深い写真家であるハービー・山口氏に着目し、氏が常々語っておられる「人を慈しむ写真」「見た者が優しい気持ちになる写真」「笑顔が伝搬する写真」を集め写真展が開催できないか、という点でハービー・山口氏とともに企画を練って参りました。そして、上記のような考え方に東西/国際交流、銀塩写真の保存、社会貢献という考えを加え、以下のような枠組みで写真のグループ展を企画、実施する運びとなりました。


  1. ハービー・山口氏の名を冠する毎年開催の写真企画
  2. 「優しさ」「人を慈しむ気持ち」をコンセプトにする若い世代の写真家のグループ展
  3. 銀塩写真文化の保存活動に寄与する企画
  4. 東西交流、国際交流をはかる企画
  5. ハービー氏1、ギャラリー推薦枠1、ハービー氏推薦枠1、公募枠2(公募枠は2011年運用となります)
  6. 社会貢献(2011年度企画より導入予定)

この枠組みから新しいヴィジョンとセンスを持った優れた写真家が育ちますよう、また少しでも美しい世相が生まれてきますようTANTOTEMPOをあげて取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

なお、本写真展についての詳細は6月初旬に開設されます専用サイトおよびTANTOTEMPOホームページにて発表されます。お楽しみに。

写真展タイトルHeartful Monochrome写真展

期間:2010年8月28日(土)から9月26日(日)

写真家:ハービー・山口、なかがわれいこ ほか

また、2011年より公募展となる予定ですが、本年度の写真展期間中に募集要項を発表、10月1日から募集となる予定です。

20100409183430(1).JPG帝塚山画廊でのnomoto piropiro写真展が、今日オープニングを迎えました。

今日、さっそく真新しいギャラリーにお邪魔してきました。そしてその展示のすばらしさに脱帽。nomoto piropiro氏の新作もいいし大作品が中心でスケールも大きいのですが、コンセプトの示し方、作家への要求の高さなどギャラリーワークのどれをとってもすばらしいの一言です。

写真作品として展示をするTANTOTEMPOと、アートワークとして展示をしている帝塚山画廊の、同じ作家をそれぞれがどう扱うかという面白さもある訳ですが、正直度肝を抜かれるすばらしい展示でした。大変参考になりましたし、やはりアート全体を見渡している老舗ギャラリーの力量の違いを実感しました。また、piropiro氏の基本的なコンセプトの紹介を特に原点とも言える初期作品群で構成したわれわれのギャラリーと、最後まで作家に新作を要求した帝塚山画廊の作家への要求度の違いは展示に如実に反映されていて絶大です。内外のアートフェアに数多く参加し磨かれてきた運営理念と実績が、実はこういう局面で表出されていくのだと実感することができ、TANTOTEMPOにとっても本当に良い経験となりました。

ぜひ帝塚山画廊にも足を運んでみてください。

帝塚山画廊とTANTOTEMPOは連動企画でつながっています。帝塚山画廊とTANTOTEMPOの展示風景が相互にギャラリー内で放映されます。piroさんがどちらに在廊しても、インタビューや質問ができます。また、来廊者同士の交流も可能です。

ぜひお楽しみに。

なお、両方のギャラリーにお越しいただいた方にはnomoto piropiro特製ポストカードセットのプレゼントがあります。(後日写真家からのプレゼントとなります)持参の案内ハガキか、備え付けのハガキにそれぞれのギャラリーの印をもらってください。TANTOTEMPOに連動前にお越しになり、帝塚山画廊に行かれた方はメールにてご申告ください。帝塚山の印章のみでプレゼントをいたします。info@tantotempo.jpまでお願いいたします。
P9270916.jpgTANTOTEMPOで開催してきました西山武志さんの写真展が終了しました。

今日はあいにくの雨。午後には大雨が降り、残念ながら来廊者の姿も少なかったように思います。それでも、期間中ギャラリーにはたくさんの方が来てくださいました。

西山さんもこれまでTANTOTEMPOで開催したどの写真展と比べても多くの週末をギャラリーで過ごしてくださり、来廊者の方と会話をしてくださるシーンが多かったと思います。プロフェッショナルな写真家としての自覚をしっかりと持っている写真家だったと思います。おかげで10月17日のトークショーとオークションもたくさんの方が来てくださり、作品販売も期待以上に果たせました。

来廊者の印象は、やはり「かっこいい」というものが多かったと思います。イメージは強く、色彩が鮮やかで、印象に訴えるというより視覚に訴えてくるものが多く、展示のデザイン、配置も好評でした。リハビリというテーマを真に受けると裏切られるイメージですが、鮮やかなイメージは明るく、元気をもらうものばかりでした。

西山さんの人柄は、最初は取っ付きにくさがあるかもしれませんが、話していくうちに素性を明かしていくタイプ、決して尖った人物ではなく好青年だったと思います。プロのアーティストとしての強い言葉を持っていて、なるほど挫折を経験して腐るタイプではなく、逆境を跳ね返して成長する人だと思います。

昨日今後の活動をにらんで、いくつかの実験作を持ってきてくださいました。なかなか美しいものばかりでした。やはり人の目を引くインパクトの作り方という点でアイデアが豊富だし、センスがいいのだと思います。時代を読み解く能力を作風に編み込んでいくと、より大きな世界を構築できるのではないかと思います。

また何年か後に写真展開催がかなうよう、今後も成長していって欲しいすばらしい写真家でした。
307.jpg西山武志さんの写真展が始まりました。

REHABILITATIONという、写真展では珍しいテーマを扱っている写真展です。しかし、実際はリハビリの現場を見せているのではなく、挫折とそこから立ち上がるときに誰もが経験する視点やこころの変化を一連のシリーズに表現しようという意欲作です。

西山さんは大変優れた実績のある写真家で、受賞歴も数多く写真美術館に作品がコレクションされるなど完璧ともいえるスタイリッシュな写真を撮り続けていました。しかし、当然そういった写真は制作する立場からすると相当ストレスの大きな作業になるし、体調や精神状態が整わないと制作活動そのものが壁に突き当たってしまうのです。

実際、彼は大けがをして思うような制作活動ができない時期があったといいます。しかし、リハビリを続けていくうちに、身近な素材に目を向けるようになったのだと思います。作品は相変わらずスタイリッシュでエッジが効いていますが、何か重々しいプレッシャーから解放されたかのような伸びやかなイメージに変化しています。TANTOTEMPOでは西山さんの数あるシリーズの中からあえてこのシリーズでの写真展を提案してみました。

結果的に、これは成功だったと思います。ギャラリーにはカラフルで若々しく、ポップでスタイリッシュなイメージが軽やかに並んでいます。

アクリルでマウントされたイメージは色彩豊かですばらしいのですが、ご覧になったみなさんが口をそろえて驚かれるのはすべての作品に関連性を与える連番がつけられてることです。これは実際にギャラリーに足を運んでいただかないとわからないのですが、作品のイメージにコードが与えられ、これが作品群をまとめることに大変効果をあげているのです。

そして、連番の一番数字の高い部分には、西山さんお得意の華のあるイメージがそろっています。写真家によると、やはりこれがリハビリの最終段階、ほとんど癒えかけて新たな世界に踏み出す最後の準備なのだということです。こういった見方で写真展をご覧になると、なぜか元気がわき出してくるような気がするのは僕だけでしょうか?

西山武志の「REHABILITATION」。ぜひTANTOTEMPOでご覧ください。

なお、写真家を迎えてのギャラリートークが10月17日(土)午後5時から開催されます。写真家の協力で、このトークセッション中に展示作品2点のオークションを開催します。オークションと言っても値をつり上げるものではなく、むしろ開始価格を低く設定してできるだけお求めやすい価格でお買い上げいただこうという企画です。実際の売値に届かなくてもこの2作品は皆さまのもとに届けられる、という仕組みです。これも写真を飾る生活を皆さまにご提案するTANTOTEMPOならではの企画です。写真のみならず、作品そのものがプロダクトとしても大変質の高いものですので、ふるってご参加ください。

この他、特別に写真展期間中だけ特別価格を設定した作品群もありますので、ぜひギャラリーをご覧いただき、ギャラリートークにお申し込みください。参加無料です。
P8230708.jpgモノクロームの表現力を巡って開催しておりました「やさしいモノクローム」写真展も、いよいよこの週末で終了します。

若手写真家でもまじめに銀塩写真に取り組む人が増えている印象を受ける中、各地のギャラリーでも銀塩モノクロに関連する写真展は後を絶ちません。著名写真家の作品も、最近はサイズやエディションを工夫して4−6万円程度で購入できる作品がたくさんあります。銀塩モノクロ作品の場合、やはり銀塩ゆえの保存性を有していて、また作品の表現がより想像力をかき立てたり感情に訴えることがあるため、見るものにとっても魅力があるのだと思います。

音楽やアートと触れ合うことでいやされるという体験は、誰もが普通に行っていることだと思います。そこに少し投資を加えて、アート作品としてのプリントを購入してみてはいかがでしょうか。生活空間がまるで違ったアート空間に生まれ変わると思います。

「やさしいモノクローム」写真展。¥18,000 - 40,000で作品をお買い求めいただけます。

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田中亜紀さんの写真展が始まりました。
初日の今日は多くの方が訪れてくださり、田中さんの作品を楽しんでいただきました。田中さんは一日在廊され精力的に来廊者の方々とのコミュニケーションをはかっておられました。

特に今回はアクリルで作品をみせている点について、たくさんの反応があったと思います。作品作りの方向性を考えるとき、いかに効果的に展示を行うかというのは写真展全体に影響するとても大きな問題です。額装やパネル、ただプリントを壁に貼り付ける、など方法はいくつもありますが、最終的な出力のクオリティーや展示方法について写真家自らが高い意識を持っていないと来廊者の方々の評価を得ることはできません。この点、田中さんのプリントの美しさは保証できるし、アクリルでの展示は彼女の作品のよい部分を引き出すことに成功していて来廊者の皆さんも納得されているのだと思います。

DAZZLEというキーワードがもたらす明るい空気も、現代の日本の社会には必要です。何かと暗いニュースが多い中、こういう小さなコンセプトが人びとを明るくさせることができる、アートにはそういう力があってほしいと思います。その点においても、田中さんの作品には光があふれていて楽しいものばかりです。

ぜひTANTOTEMPOにお越しになり田中さんの作品をご覧いただきたいと思います。
定休日あけの今日も本当にたくさんの「春」写真が増殖しているようです。なんと一日で15作品が届きました。

写真展はいよいよ後半に。まだまだ空きスペースがありますので、ぜひご応募ください。

なお、3月21日(土)に受賞作品の発表を行います。写真の優劣ではなく、あくまで「春」の表現に最も貢献した作品、増殖に貢献した作品に対して表彰を行いたいと思っています。

受賞作品はこちらでも発表いたします。お楽しみに。

125点(3月12日現在)

R0010175.jpg'07、'08のパリフォトでも、最近の国内の写真展でもアクリルあるいはアルミにマウントし展示するスタイル、フォーマットが多くなってきました。主に大型のプリントに用いられてきたこれらの手法を、最近は小さな作品でも見かけるようになってきています。もちろん、最近の写真展ではデジタルプリントのレベルが上がってきているため、大型作品が展示される機会自体も増えています。

これらの方法は広告看板の世界では昔からあった方法だと思います。また、写真の世界では大型プリントだとプリント自体が波打って額装をしても平面性が保てなくなるために取り入れられた方法です。アクリルやアルミにマウントすると、平面性はとても美しく出ます。

また、アクリルの場合アクリル板とプリントの間に基剤を流し込むため、プリント表面の乱反射がなくなるため作品自体がとても透き通って色彩がより鮮やかにコントラストが高く表現されます。額装プリントと比べるとまるで違った作品に見えるほど美しく見える場合があります。アルミにマウントする場合も平面性は高く、プリント表面にコーティングがなされるため、透明感の高い作品となります。

額装やフォーマットは見たものの印象に大きな影響を及ぼします。特にご自宅に飾る場合は保全性や掃除のしやすさなども影響するだろうと思います。アクリルは傷がつきやすいため少しだけ気を使う必要がありますが、全体的に見ればこれらのフォーマットはプロダクトとしてもすばらしいものであり、ぜひ作品を眺める際にはこの点にも注目していただけるといいと思います。

奈良へ

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P2111152.jpg今日は祝日で休廊日ということで、久々に遠出をしました。

遠出といっても、奈良市内なので1時間もかからないドライブでしたが、デジタル一眼を携えて社長と二人で「春」写真の撮影会です。

何を隠そう、僕も社長も「増殖する春」の写真展に参加を予定していて、いろいろ撮影のイメージを練っています。ただ、今日巡りあった「春」は梅の花くらいか。鹿もたくさんいましたが、どうも奈良公園の鹿は表情に乏しくて絵にならない気がするのです。かといって、梅の花も普通のマクロ写真になっていて帰宅後Macに取り込んでがっかり。これでは写真展どころではありません。

「増殖する春」写真展も少しずつエントリー表明がなされています。気軽にご参加いただけるイベントですので、どしどしご応募をお願いいたします。エントリー作品の中から優秀な作品を選んでのプレゼントを予定しています。また、特に増殖に貢献していただいた方には素敵なプレゼントも予定しています。

あなたも「春」を見つけにカメラを携えて出かけましょう!
R0010169.jpg昨年に続き、今年もパリフォトにやってきました。

会場の設定その他は特に昨年と大きく異なることはありません。しかし、日本が招待国となった今年は日本のブースがかなり多く、昨年より多くの日本人を見かけました。多くはギャラリーやパブリッシャーとその関係者だと思いますが、中には写真家の姿もあったようです。

この写真フェアの特徴は、コレクターやギャラリー同士の商談がある一方、一般の顧客が多数おとずれて写真を買い上げていくというスタンスです。中には左写真の杉本博司さんのような€65000の価格がついている作品などもあります。これが売れるのかどうかはわかりませんが、大きくて高額な作品が売れているのは間違いありません。2x2m大の大きな作品をポンと買っていくコレクターの取材をしてみたいものです。

日本のブース、日本人写真家は概して人を集めていましたが、やはり人を集めていたのは森山大道さんや荒木経惟さん。ハードボイルドな都市風景が受けるのと、日本特有のエロティシズムには注目される点が多いのだと思われます。植田正治さんの写真はヨーロッパの写真界では根強い人気があり、高値で取引されていています。ただし、これはパリのギャラリーの取り扱いでした。若手写真家については、次回改めて記します。

作品が大きく、また高額になってきています。そういう作品を作らないといけない、とでも
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言うかのようにこの傾向は顕著です。大きな作品はディテールまで見えるし、アルミ裏打ち表アクリルがほとんどですので作品自体はとてもクリアーで好ましい反面、写真を部屋に飾るという点で顧客を選んでしまうし、日本での取り扱いは難しいと言わざるを得ません。このイベントに合わせて日本人写真家も大きなフォーマットを用意したのだろうと思いますが、これがヨーロッパ向けのイベントフォーマットであって、国内向けに出せるものではないと言うことを写真家自身がわかっている必要があるのではないかと思います。個人のコレクターを作る仕組み、という点でアルミアクリル処理はいいと思いますが、大きさには疑問が残ります。写真家が一挙に欧米寄りのフォーマットに舵をとってしまうと、おそらく日本でのプリント販売の機運は閉ざされてしまうのではないかと心配です。写真家やギャラリーがパリフォトを経験して何を学んでくれるのか、今後に期待しようと思います。