今日は萩原さんも在廊され、2年前の展覧会から現在までのそれぞれの活動と成長と話し合いました。
2年前、TANTOTEMPOはまだ生まれたばかりの幼いギャラリーで、萩原さんに直接メールで展覧会をお願いし、受け入れてくださったところからTANTOTEMPOのギャラリーとしての方向性が決まったといってもいいほど、"SNOWY"の展覧会はすばらしい反響がありました。一方、萩原さんは"SNOWY"の世界観が幾重にも重なるような厚みを作ること、またドキュメンタリーでありながらアートとして解釈しうるお手本のような作品制作、さらには造形としてのSNOWYとストーリーとしてのSNOWYを見事に両立させての東川賞の受賞と、まさに円熟の凄みを見せてくれる今回の"SNOWY III"です。
僕たちが正統派の写真を一義に取り上げているのは、まさにこの一点に尽きるのです。誰が見ても美しい、誰が見てもわかりやすい、その作品の価値が人類の普遍的な考えによって体系づけられ解釈されるもっとも基本的なスタイル。写真の写真たる本質に向き合い、おごらず、媚びず、きわめて上品に写真という構造に寄り添う、そういう考えで制作された作品群だと思います。
今回はRCペーパーに大伸ばしにされた迫力のある銀塩作品も持ってきてくださり、ギャラリーでひときわ輝いています。
萩原義弘さんの"SNOWY III"。ぜひTANTOTEMPOでご覧ください。

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