「血と肉」須田一政写真展始まりました。

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R0012116.jpg須田一政さんの写真展「血と肉」が始まりました。

初日の今日は神戸も暖かく、日中は暑さも感じるほどの陽気でした。ギャラリーにもたくさんの方が訪れてくださいました。

この写真展は日本の代表的な写真家である須田一政さんの比較的新しいシリーズから「NUDE」と「千代田の松」を選び、それぞれ作品をセレクションして展示をしています。

須田さんの写真はスナップを中心に風景やポートレイトなど多岐にわたるし、なんといっても1977年からの主立った個展の数が122とものすごいかずであることからも、非常に精力的な制作活動を行っていることがわかります。また、第16回土門拳賞や第1回東川写真賞を受賞するなど、写真の根底にある制作思想を問われる賞を受賞されていることからも、その写真の魅力はつきません。須田さんの写真は、人間の存在の奇妙さや滑稽さ、生々しい生の実感を伝えるものが多く、見ているといろいろな意味で驚かされる作品が多いと思います。人間とはこんな生き物だったかと考えさせる、恐ろしく強いイメージを切り取っていきます。

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今回のシリーズにも基本には同じ視点があると思います。女の肉体と松と、どこか奇妙に絡み合う構成となっていて、その両者をつなぐものとして「血と肉」*のキーワードを与えてみました。構造と循環(血と肉)、オンナと松、そしてそれを視覚的に媒介する気(エーテル)でつないでみたのです。

松のシリーズは、特殊なフィルムを使ったイメージも混在していて面白い造形を描いていきます。生きているものは、それがどこから来てどこに向かおうとも、発生から再生を経て老化し衰弱、死にたえるその瞬間まで、脈々と循環を繰り返していく、それを示しておられるような気がします。

須田さんは根強いファンを有し、須田塾などでたくさんの後進を育てられ、現在も大阪芸大で教鞭をとられるなど、写真の指導者としても非常に大きな役割を担っておられます。

ぜひTANTOTEMPOにお越しになり須田作品をご覧いただきたいと思います。

また、12月4日午後5時より須田一政トークショーを開催します。
参加費¥2,000、1ドリンク付き、お申し込み先着40名様
event@tantotempo.jp
までお申し込みください。


*この言葉は聖書に登場するキリストの存在そのものを示してもいます。

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