沖本さんは10月から行っていた追加写真家募集に応募してこられた写真家です。
ポートフォリオレビューを行って直ちに採用が決まりました。ポートフォリオレビューで拝見した作品は、社会性の高いドキュメンタリーアート作品で、AIDSを素材にした作品でした。登場人物との関わりとカメラ位置、テーマ性という点でかなりつくり込んだ作品で、僕も思わずうなってしまいました。
今回の写真展では、モノクロ銀塩のスペインで撮影されたスナップを展示しています。
若いからこそ目をそらすことなく直視すべき社会問題は多々あります。そんな問題に視線を投げ掛ける姿勢は評価すべきだと思います。表現も若さを感じさせるエネルギーがあり、思わず引き込まれるイメージもあり可能性を感じます。
社会派の写真家は常にジャーナリスティックな視点を要求されます。しかし、強い写真を持つとそれが言語になることを沖本さんはよく知っていると思います。あとはこれらの強い写真をいつ誰に見せるのか、問題の大きさと時代性について考えておくと必ず開花するように思います。今後の活動に注目していようと思います。

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