11月に大阪南港、CASOで開催された関西御苗場の写真展レビューを担当させていただいた際、数多くの写真家のなかでも僕が注目した写真家の一人が宮西範直さんです。
ハイキーなコントラストと精緻な描写、オーストラリアで撮影したという町の風景写真ですが、空のトーンや町の一角や建物などのモチーフがあたかも退色したネガ写真のように綴られていくシリーズです。今回の写真展では展示されていませんが、同じ町の海辺のサーファーが集まるスポットを撮影した作品もあって、まるで古い映画"Big Wednesday"を観ている気分でした。大変美しい写真作品で、作品が大きいこともありかなりインパクトがあります。
中判カメラで撮影された作品とのことですが、スキャニングが相当高度な技術を使っているとのこと、とても精緻なプリントです。
美しいイメージを、テーマ性やストーリーなどの上に積み上げられるようになると面白い作家になると思います。今後の活動に注目していたいと思います。

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