菊地和歌子さんギャラリートーク

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R0012895.jpg昨日、菊地和歌子さんのギャラリートークを開催しました。

ギャラリートークでは、菊地さんの写真活動のうち、今回の写真展で展示した雪のシリーズがどのようなきっかけで作られていったのかを、幼少時の雪国体験から学生時代の写真活動、就職後の閉じた環境から本格的に作品を作っていこうと考えた経過から説明していただきました。

雪のイメージというと、雪の質感を見せる技巧に偏りがちになると思います。菊地さんの作風は雪が自然の造形の中に降り積もりそこにたたずむ様子を、雪とこれらの造形との関係性で表現しようとしているのだと思います。雪と山、雪と木々、雪と風、雪と青空、吹雪の様子、雪のディテールなど、雪についてのすべてを含んでいますが、それが単に風景写真にとどまっているのではなく、いくつものモチーフを使って雪そのものの存在、雪の白さを豊かに表現している点が面白いのだと、ギャラリーがこの企画展を開催するに至った経緯を説明しました。

タイトル"echoes"はそんな雪の景色と写真家の対話、白い世界にたたずむ写真家が厳しい冬山の静寂の中から聞き取る音を「木霊」として表現しているとのだと思います。

菊地さんはプリントでも大変粘り強く色調や質感を損なわない丁寧な仕上げを心がけていて、この点も高い評価ができると思います。一方で、やはり初めての個展ということもあり、自分の作品をどのように売り込んでいくのかという点でまだ慣れないところもあったように思います。今後写真作家として本格的な活動を目指したいとのことでしたので、自分の作品をアピールする積極性をプロ意識として今後磨いていくことも必要になっていくと思います。

菊地和歌子写真展も残すところあと1週間です。ぜひご覧になっていただきたいと思います。

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