菊地さんの写真は、雪・白をテーマとしてまとめている作品です。2月に開催した萩原義弘さんの写真展は、廃墟をテーマに雪をモチーフとしたすばらしい写真展でしたが、今回はそのものズバリ、雪がテーマです。雪のもつ特別な要素、また人々が雪に抱く厳しい印象とやさしい印象とをうまくまとめあげています。厳冬の北海道の旭岳のたもとで撮影されたこれらの作品は写真家のフットワークと雪にまつわる思い出やあこがれが紡ぎだしたものですが、作品はどれも非常に丁寧に制作されています。プリントも雪の特徴を十分に出せるよう、特殊なクリスタルコーティング紙に出力されており、雪の質感はまるで手を伸ばすと冷たい雪に直接触れられるのではないかと思えるほどです。
昨日は写真家が在廊され、またオープニングレセプションを開催しました。大阪芸大時代の同級生や友人たちがたくさん集まってくださいました。さながら同窓会の有様でしたが、菊地さんも楽しげに談笑されていました。
今朝も朝から真夏の日差しでとても暑い一日になりそうです。真夏に見せる雪の写真展。菊地和歌子写真展"echoes"をご覧になり涼しいひとときをお楽しみください。

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