2009年4月アーカイブ

056.jpg©Masashi Asada

最近は暖かいというより、結構暑いと感じられる週末が続いています。僕もいくつかプロジェクトをかかえていて、なかなか思うようにブログを書けないでいました。プロジェクトについてはまだまだ準備段階ですがいずれこちらで紹介しようと考えています。

さて、5月9日から始まるTANTOTEMPO1周年イベントですが、やはり目玉は5月23日に開催される第34回木村伊兵衛写真賞を受賞された浅田政志さんのトークショーです。

浅田さんはもう皆さんご存知だと思いますが、2006年にも木村伊兵衛賞にノミネートされたのですが残念ながら賞を逃し、ようやくこの春この大きな賞を受賞されました。ひとつのシリーズが3年間に大きく成長を遂げたことから、受賞に至ったのだと思います。特に「浅田家」のシリーズは、アウトプットをあらかじめ描いた上での撮影となるため、ともすれば笑いに偏向する演出写真との評価を受けてしまうのですが、ここまで徹底的に演出をすること、またそれを同じ出演者で貫いて作品を作り上げていることから、演出写真という空気感が排除されて却って清々しい作風に見えるため高い評価を受けるのだと思います。実際、「浅田家」(赤々舎)をTANTOTEMPOのライブラリーで手に取る人たちはまず一様に写真集の世界に浸り、そして必ずと言っていいほど自然に笑みをこぼします。

さて、浅田さんのトークショーですが、着座していただける予定人数を超えて申し込みが続いています。しかし、まだスタンディングとして入場いただけるスペースは若干空きがあります。興味のある方はぜひ一度TANTOTEMPOまでご連絡をお願いいたします。

お申し込みは以下の方法でお願いいたします。
1.直接来廊
2.お電話 078−393−0810
3.メール event@tantotempo.jp

参加ご希望の方のお名前、人数、代表者のお電話番号、メールアドレスを添えてお申し込みください。

参加費:¥1,500(1ドリンク付き)です。
せっかく撮った写真も、L判で焼いて放っていたり出力せずにパソコンのモニターだけで眺めていてもつまらない。気に入ったイメージをプリント出力して自宅に飾る、こんな作業もこだわってみると本当に楽しいものです。

ということで、TANTOTEMPOでは1周年記念のイベントの一環としてフィルム作品、デジタル作品から大判プリントを作成するワークフローを紹介するワークショップを開催します。フィルムからデジタルデータを起こしてプリントしたり、デジタルデータをレタッチして高品位プリンタで出力するすべてのプロセスを実際にスキャナやプリンタを用意してプロジェクタで紹介します。その後MacまたはPCを使用して、実際に皆さまに作品の出力をしていただきます。

ご参加いただく場合はフィルム、またはデジタルデータをお持ちください。最終出力作品は、高品位マット用紙、光沢紙などに出力していただき、お持ち帰りいただきます。

初心者から中級者を対象としています。参加無料、お申し込み先着15名様まで。
5月9日からGallery TANTOTEMPO開設1周年を記念して毎週イベントが執り行われます。

大型のイベントと位置づけている浅田政志さんのトークショーと並んでTANTOTEMPOが力を入れているのが、写真文化の発祥と発展から現在の写真を取り巻く文化的位置づけ、今後写真が果たすメディアの中の役割について講演していただく5月16日(土)の馬場伸彦さんの講演会です。

馬場伸彦さんは、甲南女子大学文学部メディア表現学科の教授です。ご専攻はメディア文化論ですが、写真論の研究もされていて、TANTOTEMPOには開設当初から足繁く訪れてくださり応援いただいております。その流れで、今回は「メディアの中の写真-写真は何を伝えてきたか-」という演題のもと、TANTOTEMPOのメインギャラリー内で講演会をもっていただくことにしています。

写真論について、とりわけ学術的な観点あるいは写真を巡る哲学的解釈に関しての氏の考え方は大変興味深いものがあり、スタッフとしても大変楽しみな企画です。写真に対する漠然とした不安、氾濫するイメージの中で僕たちがある写真に惹き付けられていく理由など、僕も積極的に議論を交わしていこうと思っています。

滅多にない機会ですので、ぜひ皆さまにもご参加いただき、有意義な時間にしたいと思っています。参加無料、お申し込み先着30名様まで。
DSC_5882.jpg次期写真展はふせ直樹さんの企画となります。

ふせ直樹さんは、おそらくほとんどの方がご存じないだろうと思います。それもそのはず、現在までに特に大きな写真活動を行ったことがないからです。しかし、神戸周辺の方あるいは写真雑誌をよくお読みになる写真愛好家の皆さんなら、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。

2008年10月号のアサヒカメラの巻頭ポートフォリオに登場し、写真界にデビューを果たしました。その後TANTOTEMPOを訪れてくださることがあり、神戸出身ということもありいろいろなお話をするなかから写真展企画が立ち上がってきた訳です。6月13日から7月5日までの3週間、TANTOTEMPOにてふせ直樹写真展を開催します。

ふせ直樹さんは、非常に強い個性を放つ写真家です。

自身の作品を売り込むとき、ギャラリーにはブックあるいはポートフォリオというプリントを綴じ込んだ作品集を持ち込むのが普通ですが、ふせさんはなんとコピー用紙にインクジェットでプリントした作品を持ち歩いています。普通はここでひんしゅくを買いストップしてしまいそうですが、見てあげないと気の毒なくらいそのコピー用紙がぼろぼろで、僕たちも一枚一枚作品を見てみました。

作品数は膨大で、一見明確なテーマやコンセプトの上に撮られたものではないかのように見えます。しかし、ある視点で作品群を眺めると、生き生きと躍動感を感じとれる作品を抽出することができ、また日本人が忘れがちな日本固有の強い文化的きずなが随所に見て取れる作品群のため写真展開催が決定しました。

写真展のタイトルは"DOORS"。何かとうまくいかない閉塞感あふれる日本ですが、ある扉を開いて向こう側を眺めていると意外と強く美しいものがたくさんある、というコンセプトです。その扉はふせさん自身がカメラを使って開いていくのですが、特に日本の古くから伝わる伝統祭事のイメージは意外性のある面白い作品です。


ふせ直樹写真展
"DOORS" -美しき国へ-
開催期間:2009年6月13日(土)- 7月5日(日)

R0012727.jpg田中亜紀さんの写真展が2週目に入りました。

昨日はあいにくの雨、それでもギャラリーを訪れてくださる人の数は大変多くなっております。既に作品も販売され、ご予約をいただいている方もおられます。作品のキラキラとした太陽の輝きが周囲に明るさをもたらしてくれる、という視点に立てばこれらの作品は生活空間にとてもよくマッチします。アクリルマウントの質感も大変よく、玄関や白い壁の廊下などに2−3点並べてみると本当に見違えるような空間になると思います。もちろん、白壁を基調としたモダンリビングルームには特にマッチします。

作品展は大変好評で、アンケートでも作品とアクリルマウントのマッチングについても好評価をいただいています。

そんな田中亜紀さんですが、5月の連休中5月4日、5日と神戸に来られ在廊される予定です。
特に5月4日午後5時から田中さんを迎えてのギャラリートークを開催します。ギャラリートークでは普段の田中さんの写真活動や他の作品群をご紹介いただくとともに、今回のイメージを作り上げた心理的背景などについてもお尋ねしようと思っています。

ぜひご参加ください。

田中亜紀ギャラリートーク
2009年5月4日(月・祝)午後5時から
参加お申し込み先着25名、参加費:¥1,500 (1ドリンク付き)

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